コミュニケーションツールの革命!固定電話の歴史について
誕生から約140年!電話はここまで進化した!
手紙や狼煙など、人類はさまざまな通信手段を発達させてきました。今回は、固定電話の歴史について紹介いたします。
世界初の実用電話は、グラハム・ベルによって1875年に発明されました。1877年には日本にも輸入され、電話機の国産化に着手しました。
1890年に東京と横浜間で実際に電話交換サービスが開始しました。当時は交換手によって回線交換が行われていましたが、1926年になってようやく自動交換方式(ダイアル式)が登場しました。
1952年に日本電信電話公社(日本電信電話株式会社 (NTT)、およびNTTグループの前身)が設立されました。その後1985年の法改正にともない、同公社の民営化と電気通信事業への新規参入が認められました。1987年に第二電電(KDDI株式会社の前身のひとつ)、日本テレコム(現ソフトバンク株式会社)、日本高速通信(KDDI株式会社の前身のひとつ)の3社が長距離電話サービスに参入しました。
より早く、遠くまで、安定した通信を!電話回線の種類について
電話回線の種類は、アナログ回線、ISDN回線、光回線の3つにわけられます。
1.アナログ回線
アナログ回線は、電話局からユーザーのもとへ音声データがそのまま銅線(メタル回線、メタリックケーブルとも)の中を伝わっていきます。「糸電話」と同じイメージです。遠距離になるほどデータ転送の減衰が大きくなり、速度も落ちてしまいます。
このアナログ回線をそのままインターネットなどのデータ通信に利用する仕組みがADSLで、音声通話と同時にデータ通信が可能であることから、広く普及しました。
2.ISDN回線
回線そのものは、アナログ回線とまったく同じもの(銅線)を使用しています。デジタル電話では、音声データをデジタル化して通信します。品質の高い通話が可能な反面、インターネット通信(ダイヤルアップ接続)をする場合には速度が出ない(64kbps)という欠点があります。
3.光回線
インターネットにも使用される光回線を利用したIP電話サービスです。 アナログ回線よりも低価格、高品質を実現しています。
ひかり電話は、インターネットと同時に申し込む必要がある、接続できない特殊番号がある(ひかり電話(電話サービス) ご利用時の留意事項)、停電時に使用できない、といったデメリットがあります。
光回線については、次回の記事でより詳しく紹介いたします。