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安定した高速通信が可能!周波数5GHz帯

普及が進む5GHz帯とは?2.4GHz帯との違いを徹底解剖!

前回「なぜ?急につながりにくくなるWi-Fi」では、無線LANで使用されている周波数帯2.4GHz帯について説明しました。今回は、2011年ごろから普及が進んでいる「5GHz帯」についての概要と、2.4GHz帯との違いを説明します。

5GHz帯とは?2.4GHz帯との違い

5GHz帯は、無線LAN以外でほとんど使用されていない帯域なので、非常につながりやすく安定しています。帯域も2.4GHz帯にくらべてかなり広く、高速な通信が可能です。
2.4GHz帯は前回お伝えしたとおり、電子レンジやBluetooth機器、ポータブルゲーム機など多岐に渡って利用されているため、回線が混線しやすく通信が安定しない場合が多いです。
では、5GHz帯がすべてにおいて優れているかというと、そういうわけではありません。5GHz帯は2.4GHz帯にくらべて、遠距離の通信に不向きです。また、壁や床などの障害物に対しても弱いです。壁を2枚以上はさむと極端に通信速度が低下します。
その点、2.4GHz帯は広範囲に電波を届けることができ、障害物を透過して通信することが可能です。下記表で簡単にまとめています。

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 すぐに役立つ!無線LANの周波数帯の見分け方

では、5GHz帯と2.4GHz帯をどのように見分ければよいか、簡単に説明します。製品の箱やマニュアルなどに記載されている規格を確認してみてください。下記のような記載があります。
IEEE802.11ac(5GHz)
IEEE802.11n(5GHz、2.4GHz)
IEEE802.11a(5GHz)
IEEE802.11b(2.4GHz)
IEEE802.11g(2.4GHz)
IEEE802.11nは、無線LAN端末によって5GHz、2.4GHzの切り替えができます。
(詳細は、「遅いWi-Fiと速いWi-Fiの違いとは?無線LANの通信速度で最速を選ぶコツ」をご参照ください。)

5GHz帯、2.4GHz帯の特徴を知ったうえで、利用する環境に応じて帯域を選ぶことをおすすめします。