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マルチメディア化が進む時代の必須技術になったLTE

LTEってなにもの?携帯電話でよく目にする規格

スマートフォンタブレット、パソコンなどのモバイルで「3G」、「4G」、「LTE」という言葉を目にしませんか?その違いについては、実はよくわからない方も多いのではないでしょうか?
簡単にいえば、いずれも移動通信の規格(速度)で、「G」は「Generation(世代)」の意味です。「3G」は「第3世代」、「4G」とは「第4世代」のことです。この数字が大きいほど世代が新しく、通信速度が速く優れています。

では、LTEはどういったものなのか?と疑問に思う人もいると思います。
LTEの正式名称はLong Term Evolution(ロング・ターム・エボリューション)で、訳すると「長期間の発展(を目指した通信技術)」です。 もともとdocomoがSuper 3Gという名称で提唱した携帯電話用の通信回線規格です。
そのあと、世界各国に普及していく過程でLTEという言葉に置き換えられ現在にいたります。

LTEってどれくらい速いの?

LTEのデータ受信速度は75Mbps~100Mbps(bps:1秒間に転送することができるデータ量)で3Gと比較すると5倍以上の速さとなっています。
この速さのおかげで、SNSへの写真投稿や動画視聴を快適につかうことができるなど、LTEはモバイル端末のマルチメディア化が進む時代のなかでは必須アイテムとなりました。

LTEを用いた音声データ通信「VoLTE」

「VoLTE」とは、「Voice over Long Term Evolution」の略で、LTEを用いた音声データ通信のことです。
LTEはデータ通信のみを目的に開発された技術のため、音声通話の際には自動的に3G回線に切り替えて通信を行っていました。そのため、呼び出しが始まる前に回線を切り替えるのに時間がかかっていました。また、音声通話では通信速度が低下し、通信環境によって通話音声の遅延や音質の低下が起こりやすくなっていました。
そこで、VoLTEでは音声通話にLTEの回線を利用することで、クリアな音質で遅延のない通話が実現したのです。

LTEのメリットとデメリット

LTEのメリットは屋外での端末使用を想定して作られた通信技術であるため、屋外で利用しても電波が安定していることです。
LTEは電波を飛ばしている基地局が多く、電波の距離が半径数100メートルから数キロメートルとエリアも広いためなのです。

一方、LTEのデメリットはデータ通信容量に上限が設けられていることが多く、その上限を超えると通信スピードが遅くなることです。上限を超えて使用する場合は、追加でデータ通信容量を購入する必要があります。

オススメの利用方法は屋内で利用するときは、極力Wi-Fiをつかって通信量をおさえる方法です。そうすればデータ通信容量の節約になります。

次回の「つかえるデータ容量は無制限! WiMAX」ではWi-FiのなかでもCMなどでよく目にするWiMAXについて紹介します。