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Amazon GOから見る近未来の店舗の姿

レジなし店舗「Amazon Go」から見る、"人"のサービス


最近、日本でも無人レジを目にすることが増えています。購入する商品のバーコードを自分で読み取り、現金あるいはキャッシュレスで決済します。
日本ではこのような形式が増えていますが、アメリカでは別の形式が話題となっています。
それがアメリカのAmazon.com, Inc.が提供しているサービスのひとつである「Amazon Go」というレジなし店舗です。
日本にはまだこのような店舗はありませんが、アメリカでは20店舗以上が存在し、主に食品小売店、日本でいうコンビニエンスストアのようなお店で、調理した食品などを提供しています。

 

レジなし店舗には様々な最新技術から用いられていますが、だからこそ際立つのが「人のサービス」についてです。
今回は技術の進化から見える「人」の大切さについて紹介します。

レジなし店舗の特徴とは

Amazon Goの最大の特徴として、通常の店舗には必ずある商品購入するためのレジがありません。
店舗の入口には改札のようなゲートがあり、商品を精算することなく店舗内外へ自由に人々が行き来することが可能です。

 

商品を購入するためにはAmazonアカウントとAmazon Goのアプリケーションが必要です。店舗には専用ゲートがあり、スマートフォンのアプリで表示される二次元コードをゲートにかざすことで個人を認証します。そして店舗から出る際にはAmazonアカウントに紐づいたクレジットカード情報から自動で決済される仕組みとなっています。

 

このサービスを確立するために、店舗内には様々な最新技術が導入されています。
例えば、天井のカメラでは人の動きを、棚の上のカメラでは商品を認識することで、誰がどの商品を取ったかリアルタイムで識別することができます。これらの機器や技術の組み合わせで、レジなし店舗が成立しています。


こうしてレジ精算がないことで、買う側は商品を選ぶだけで、スムーズに買い物ができ、運営側もレジを担当する人の必要がなくなります。
一見、人件費を削減するために最新技術が使われているように思うかもしれませんが実際は違います。レジを担当する人はいませんが、店内で働いている人はいるのです。

人件費の削減ではないレジなし店舗の強みとは?

実際、Amazon Goの店舗で働く人がいます。どのような業務をしているかというと、商品の入れ替えや、調理、食品の説明など、買い物に来たお客さまをサポートすることが主な仕事になります。

 

お客さまはレジで行列がなくストレスフリーで買い物をすることはもちろん、店内で調理したフレッシュな食料を求めるために足を運びます。

 

レジなし店舗は人件費削減のためではなく、お客さまが買い物する「快適さ」や「便利さ」を追求した結果、人によるサービスを手厚くするために今の形式になっています。

技術が進歩する一方で、人にしかできない仕事は残る

お客さまが購入する商品やサービスを選ぶ基準は様々な要因が考えられます。例えば手間暇をかけて手作りした質の良い物だから選んだり、店員の丁寧で親身な接客姿勢から人の温かさや信頼を感じることが購買行動につながるのではないでしょうか。

 

Amazon Goの仕組みは、表面的には最新技術を用いた機械的な仕組みで作られているように感じます。しかし、その裏側ではスタッフがその場で調理をしたり、より接客サービスに注力できるようにしたりと、お客さまが快適に買い物がしやすい環境を整えています。

 

最新技術は人々の暮らしをより豊かにするために必要不可欠です。しかし、Amazon Goでは人にしかできないサービスをお客さまに提供することで、顧客満足度を高める仕組みとなっています。

 

S-Collection株式会社は、最新技術を活用しつつ、人の想いや人とのつながりを大切にしたサービスを提供し続けます。