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これからの日本の農業ビジネスを支えるIoT技術とのコラボ

スマート農業とは先端技術と従来の農業技術の融合!

農林水産省は以前、農業従事者の高齢化(平均年齢66.4歳、65歳以上が全体の63.5%を占める)を課題としていました。
その解決策として掲げられた技術が、最近、話題となっている「スマート農業」です。

スマート農業とは、先端技術(IoT、ロボティクス、ビッグデータ)と農業技術(匠の技、農機の操縦、栽培技術)を合わせた超省力かつ高品質生産を実現する、新たな農業のことをいいます。

今回は、そのスマート農業とIoTの関係について紹介します。

1.次世代の農業が目指す5つの方向性!

農林水産省はスマート農業が目指す5つの柱(目標)は下記のとおりです。

1.超省力と大規模生産を実現
GPS自動走行システムなどの導入による農業機械の夜間走行、複数走行、さらに自動走行などで、作業能力の限界を打破します。

2.作物の能力を最大限に発揮
センシング技術や過去のデータに基づくきめ細やかな栽培により(精密農業)、 作物のポテンシャルを最大限に引き出すことで、多収や高品質を実現します。

3.きつい作業、危険な作業から解放
収穫物の積み下ろしなどの重労働をアシストスーツで軽労化します。
さらに、除草ロボットなどによって作業の自動化を図ります。

4.誰もが取り組みやすい農業を実現
農業機械のアシスト装置により経験の浅いオペレーターでも高精度の作業が可能となるほか、ノウハウをデータ化することで若者などが農業に続々とトライする環境を構築します。

5.消費者や実需者に安心と信頼を提供
クラウドシステムにより、生産の詳しい情報を消費者や実需者へダイレクトにつなげることで、安心と信頼を届けます。

この次世代の農業が目指す5つの目標を達成することにより、より豊かな社会の実現へと向かっていきます。

2.スマート農業とドローンの活用

現在、ドローンを活用したセンシング技術や搬送機能は、ビジネスの場で広く注目を浴びています。
ドローンから得られたデータはIoTによって広く活用されるなか、農業においても同様に注目を浴びる技術のひとつとなっており、すでに商品化もされています。

ここでは、農業におけるドローンの活用事例を2つ紹介します。

1.センシング技術を搭載したドローンによるモニタリング
ドローンに搭載したNDVIカメラからのセンシングにより、「ほ場のバラつき」をマップ化や温度感知センサーを用いて、作物の温度ストレスの把握が可能になります。

2.農薬散布や種子散布
ドローンを用いての農薬散布や種子散布を実施することにより、農業従業者の負担軽減や作業時間の短縮、生産性の向上が可能になります。
また、日本は海外と異なり、中小規模の農地が多いため、飛行機による散布は向かない傾向があります。

今回は、いま話題となっているスマート農業とIoTの関係について、紹介しました。
S-Collection株式会社は、世の中の新しい技術や運用方法を収集し、より企業活動が促進する情報を発信していきます。