クラウドサービスとインターネット回線の関係!
クラウドサービスの種類!!
以前、「 ソフトウェアのインストールは不要!新たな利用形態「クラウド」」でクラウドサービスについて説明しましたが、今回はさらに詳しく説明します。クラウドサービスは、インターネットに接続して利用するソフトウェアサービスのことをいいます。
大きく分けて3つ!!
クラウドサービスはソフトウェアサービスの提供形態によって、3つに区分されています。
①SaaS(Software as a Service)
SaaSは、アプリケーションを提供するクラウドサービスです。馴染み深いものにGmailやDropbox、Microsoft OneDrive、Google Driveなどがあります!。
以前は、メールを送るためにもOutlookやBecky!といったメールソフトを自分のパソコンにダウンロードしてから初めて利用することができましたが、SaaSの登場で、インターネット上にログインをすれば、利用できるようになりました。
➁PaaS(Platform as a Service)
PaaSはミドルウェアとOSを提供し、主にアプリケーションの開発に利用されています。
AWS(Amazon Web Service)やMicrosoft Azure、IBM Bluemixなどが代表的です。エンジニアが開発の際に利用することが多く、新しいアプリケーションを開発するために開発環境をまず構築していた時代から大幅なコスト削減と仕事の効率化が実現しました。
③IaaS(Infrastructure as a Service)
SaaSはOSを提供し、アプリケーションやプラットフォームを自由に開発できます。
AWSやMicrosoft Azureが代表的です。IaaSが登場する前は、ひとつのアプリケーションを開発するためにひとつのサーバーが必要でした。インターネットの普及でアプリケーションの数が増え、同じように導入するサーバーの数も増えた結果、サーバーが乱立し管理が課題となっていました。そこで、IaaSを利用することによって「仮想サーバー」を構築することが可能になり、サーバーをアプリケーションごとに導入する必要がなくなりました。
インターネット回線へも影響あり!?
ここまでにクラウドの用途と違いを説明してきましたが、すべてのクラウドに共通していえることは、インターネット回線につながっいるという点です。しかし、アプリケーションをつかうこと(SaaS)と、開発すること(PaaS・IaaS)は扱うデータ量が異なることがあります。データ量が増えるとクラウドサービスにつながっているインターネット回線の通信量も増えます。クラウドサービスを導入する場合は、「どういった用途でクラウドを使って、どのくらいのデータ量や通信量を使用するのか」によってインターネット回線や通信環境を検討する必要があります。