スマートフォンが普及しても固定電話が必要とされ続ける理由
ひとり一台端末を所有していても、固定電話をもつメリット!
現在日本ではほとんどの方が端末を1人1台持っています。「固定電話は必要ない」という考えから端末のみ使用し、自宅に固定電話を置いてない方もいますが、スマートフォンが普及した現在でも固定電話は個人や法人を問わず多くの方に支持されています。今回は固定電話をもつメリットと、固定電話の回線をひかり電話にするメリットを伝えます。
1.固定電話の3つの特徴とメリット固定電話の特徴をふまえ、端末と比べたメリットを3点紹介します。
①災害に強い
災害が起きて停電になった際、スマートフォンは充電ができないと1~2日程度で電池が切れてしまうことがあります。しかし、バッテリー式の固定電話は充電をしなくとも1週間近くもつ機種があるため、災害時も安心して通話ができます。
➁防犯に強い
固定電話に備わっている録音機能や、迷惑電話や非通知電話のブロック機能は防犯対策として有効です。たとえば、振り込め詐欺などの迷惑電話をブロックすることができます。
③通話料金が安い
以下の表は、固定電話と端末、それぞれ3分間通話した場合の通話料金を比較しています。比較してみると固定電話が端末に比べ、コストが掛からないことがわかります。(なお、今回はNTT東日本のアナログ・ISDN回線とNTTドコモで比較しています)
アナログ・ISDN回線 ※平日8時~19時の場合 |
※「タイプXiにねん」 プランの場合 |
|
市内間電話 |
9.18円(税込)~ |
129.6円(税込)~ |
県内市外への通話 |
21.6円(税込)~ |
129.6円(税込)~ |
県外への通話 |
86.4円(税込)~ |
129.6円(税込)~ |
アメリカへの通話 |
160円(税込)~ |
204円(税込)~ |
NTTドコモの携帯への通話 |
51.84円(税込)~ |
129.6円(税込)~ |
2.ひかり電話でさらに通話料金をお得にできる
以前、「コミュニケーションツールの革命!固定電話の歴史について - S-Collection株式会社 通信事業について」で
紹介したように、電話回線は、アナログ回線、ISDN回線、光回線の3種類にわけられています。
下記の表は一般電話とひかり電話、それぞれ3分間通話した場合の通話料金を比較しています。(なお、今回はNTT東日本のアナログ・ISDN回線とNTT東日本のひかり電話で比較しています)
NTT一般電話 ※8時~19時場合 |
||
市内間電話 |
9.18円(税込)~ |
8.64円(税込)~ |
県内市外への通話 |
21.6円(税込)~ |
8.64円(税込)~ |
県外への通話 |
86.4円(税込)~ |
8.64円(税込)~ |
アメリカへの通話 |
160円(税込)~ |
27円(税込)~ |
NTTドコモの携帯への通話 |
51.84円(税込)~ |
51.84円(税込)~ |
災害、防犯または通話料金を端末と比較すると固定電話が必要なことがわかります。端末のみ使用している方や固定電話が必要ないと考えている方は、固定電話の利用も考え直し、さらに電話の頻度が多い方は毎月の通話料金を抑えるために固定電話の電話回線をひかり電話へしてみてはいかがでしょうか。