結局5Gってなにがすごいの?5G普及の先にある未来とは!
5Gはすでに始まっている!4G以前までの違いと具体的な特徴
5Gによる通信サービスは、実はアメリカや中国、韓国ではすでに始まっています。
そして日本でも、2019年9月から株式会社NTTドコモがプレサービスを開始しており、いよいよ今年から本格的にサービスがスタートします。
前述の3カ国ではすでに価格競争が激化しつつあり、日本もこれから価格競争に陥るのではないかと考えられています。
先日、株式会社NTTドコモが開催した「Open House」では、5Gの技術が紹介されました。
その中でも注目を集めた技術のひとつが、卓球ロボットです。
卓球ロボットは、実際に人と卓球をおこなうことができます。
ボールや人間の動きなどをセンサーが捉え、AIが解析と判断を行い自律的にプレイします。
卓球ロボットのリアルタイムな情報収集、解析、判断、反応の土台となっているのが、5Gによる低遅延接続といわれています。
人間並み・それ以上の反応速度をロボットが身につけることで、スポーツ分野、医療分野などでのさらなる発展が期待されています。
「魔法のよう未来を実現してくれるかも?」という5Gですが、実際にどのようなことが可能になるのか、1G~4Gまでとどう違うのか、具体的に紹介します。
1.まずは1G~4Gについておさらい。モバイル通信規格の軌跡
過去にも「より高速に、より快適に!データ量とともに進化する通信規格!」などで通信規格について紹介してきましたが、GとはGenerationの頭文字です。
つまり、モバイル通信規格の中でも第5世代(5Generation)が登場します。
5Gが今までの世代と異なる点は、普及の先にどのような未来が待ち受けているのかが未知数なことです。
5Gのについてお話しする前に、まずは1G〜4Gの歴史についておさらいします。
最初は1Gです。
1980年代に登場した規格で、1Gではまず「通話」ができるようになりました。
「ショルダーフォン」と呼ばれる当時の携帯電話は、カバンほどのサイズで、今と比べられないほど大きく重いものでした。
また、高級タクシーなどでは電話を搭載した車両も出てきて、「移動しながら連絡が取れる」と忙しいビジネスパーソンの強い味方でした。
今日では携帯電話で通話ができることは当たり前ですが、当時は革新的な技術でした。
2Gでは「電子メール」ができるようになりました。
ポケベルやPHSが登場した時代です。
電話でなくても相手に情報を届けることが可能になり、人対人のやり取りがより活発になりました。
続いて3Gでは、携帯電話の用途が電話やメールによる人対人のやり取りだけでなく、インターネットを使うことも日常的になりました。
これにより、「情報を自分で探す」ことが可能になりました。
第3世代を代表する革新的なサービスである「iモード」がNTTドコモから誕生しました。
そして「〇G」という言葉が使われるようになった時期でもあります。
そして、現在の4Gは「LTE」や「WiMAX」が登場した時代で、やりとりできる情報量がさらに増加しました。
それまでは、例えばブログの閲覧では主に文章と映像のみのコンテンツでした。
しかし今日の4Gでは、YouTube などの動画の閲覧も可能となりました。
このように1G~4Gまでは、より便利に、できることを増やすための機能が付帯されてきました。
2.加速する5G対応端末の普及。中国では5G端末の価格破壊も
冒頭で書いたとおりアメリカ、中国、韓国ではすでにサービスの提供が開始しており、価格競争が激化しています。
2020年の初めには、中国のXiaomi(シャオミ)からは一台1,999元、日本円で約31,000円の5G対応スマートフォンが発売されました。
これまで5万円台後半だった5G端末で急速な価格破壊が起きており、5G対応端末の一般普及はさらに加速することになるでしょう。
同時に5G環境下での、よりリアルタイムで繋がるオンラインゲームやスポーツ観戦などのサービスが一気に普及すると考えられます。
やがて2Gのメールや4GLTEサービスのように、これまで言葉でしか5Gを意識しなかった利用者が、一斉に5Gのある生活を認識しはじめ、サービスの需要は一気に高まっていくことが予想されます。
では、5Gで具体的にどのようなことが可能になるのでしょうか?
3.5Gでは通信の「量」と「スピード」が大幅アップ
5Gの特徴は「高速かつ大容量、低遅延、多接続」を基盤にしたサービスです。
操作スピードが向上する、自分の端末と通信もとの情報のタイムラグが少ない、そのうえ、複数の回線が同時に接続してもパンクしない、それが5Gです。
例えば、医療分野では、低遅延が実現することにより患者と遠方にいる医者とタイムラグのない通信が可能です。
医者がロボットアームを遠隔操作して患者を治療することが、今後は可能になるでしょう。
しかし、サービスの実用化にはより高精度のロボットアームの開発や医療スタッフのトレーニングも必要となります。
5G普及にともなうソフトの開発、そしてサービスの技術革新が今後のビジネスの鍵を握るでしょう。
5Gを利用した技術やサービスは現在進行形で研究が進められています。
だからこそ「なにができるかよくわからない」ともいえます。
S-Collection株式会社では 、5Gの導入により人やモノが密接な社会で、新しいサービスを創造します。
5Gの実現でスタジアムをスマート化!
「観戦」から「体験」に!横浜スタジアムの取り組み
2020年に日本で5Gが実装されることに伴い、日々のニュースの中でも5Gという言葉が多く聞こえてくるようになりました。
以前、「世界が広がる!新しい通信サービス5Gの魅力」で紹介しましたが、5Gが実装されれば、現行の4Gと比較すると通信速度が100倍になり、ほぼリアルタイムでデータのやり取りができるようになると言われています。
また、最近では、「5G」という言葉だけではなく、普段の生活のなかで5Gの魅力を体験できる場面も徐々に増えてきました。
今回は、そんな5Gの魅力を体験できる例として、「横浜スタジアム」における「スマートスタジアム」の取り組みについて紹介します。
新しい技術を取り入れたことで楽しさ増大!スタジアムをスマート化!!
スマートスタジアムとは、5GやIoT、XR(AR/VR/MR)といった新しい通信技術を導入したスタジアムのことを指します。
横浜スタジアムの場合は、2020年に5Gのサービスを展開するKDDI株式会社と協力し、スタジアムのスマート化に取り組んでいます。
野球観戦においては、スマート化によって、5GやXR、そして自由視点を組み合わせた映像技術を活用し、ファン一人ひとりがリアルタイムでも、リプレイでも、自分の好きな視点で、観戦を楽しむことができるようになります。
また、プロ野球のシーズンオフの期間にスタジアムならではの体験ができるエンターテイメントを導入し、これまでは集客が難しかった時期でもスタジアムにファンが訪れるような仕組みを検討しています。
横浜スタジアムで行われる3つの取り組み
横浜スタジアムでは、観戦におけるスマート化以外にも、行動データのセンシングなどを行い、スタジアムを中心とした地域のエリアマーケティング施策の研究を行っています。
1つ目は、デジタルサイネージの活用です。設置されたサイネージで、野球の試合開催日のスタジアム内のフードやショップ、周辺の飲食店についての情報をリアルタイムで配信し、来場者の購買意欲を喚起します。
2つ目はARを用いたスタンプラリーです。
デジタルサイネージにスマートフォンをかざしてスタンプを集め、抽選でサインボールがプレゼントされる企画です。この、ARスタンプラリーは9月18日~21日のプロ野球開催日に行われました。
3つ目は「au PAY」のQRコード決済の導入といった決済のスマート化です。
横浜スタジアム内の店舗や立ち売り販売、スタジアムの周辺の店舗がau PAYや電子マネー、クレジットカードでの決済に対応することで、現金でのハンドリングの手間を省き、よりスムーズに買い物ができるようになっています。
また、スマート化により得られるスタジアム周辺地域の決済データは、ビックデータとしてエリアマーケティングの研究に活かされます。
スポーツ観戦におけるスマート化は、海外ではアメリカンフットボールやバスケットボールのスタジアムなどでも進んでおり、これから日本でも「スマートスタジアム」が増え、新しい体験ができる場所が増えていくことが予想されます。
S-Collection株式会社では、最先端の技術だけではなく、そうした技術を活かした事例を紹介することで、日常の中の新しい体験を提案しつづけていけるよう努めてまいります。
世界が広がる!新しい通信サービス5Gの魅力
5Gの登場で暮らしはどう変わる?
2019年4月米国ではじめて次世代の高速通信規格「5G」が実装されたという話題は記憶に新しいでしょう。
はじめて5Gを実装した企業は、米通信大手 Verizon Communications Inc. です。この会社は5Gに対応した携帯通信向けサービスを、米2都市の一部で開始しました。
日本でも2020年の5Gの実施に向けて、NTT docomo、au、SoftBank、Rakuten mobileの4通信事業者が開発を進めています。
楽天のキャリア参入の詳細は「第4のキャリア誕生!楽天新規参入の背景とは?」をご参照ください。
今回は5Gについて、そもそもの必要性や4Gと比較してどのような変化が身近に起こるのかを紹介します。
5Gはなぜ必要?IoTの発展で激増するワイヤレスのデータ通信量に不可欠!
5Gの技術を簡単に表現すると、「高速かつ大容量、多接続、低遅延」といえます。
現在、スマートフォンやWi-Fiは4Gと呼ばれる通信規格がつかわれています。
「通信規格の進歩によって変化するサービスのかたち」の内容や実生活から、メール、SNS、動画や音楽を楽しむには4Gで十分だと感じる方も多いでしょう。
しかし、今後は世界中でIoT化が進み、家電、車、服や医療などといったあらゆるモノやサービスがインターネットと接続されます。これらがインターネットへ接続するには有線で対応しきれないので、確実にワイヤレスで繋がります。
またそれにともない、世界中で飛び交うデータ量は急速に増加します。そしてこれまでの4Gより早い速度の通信規格が必要となり、その本命こそが5Gの通信網なのです。
つまり5Gはこれから発展する通信の世界で必要不可欠といえます。
5Gの通信速度は4Gの100倍!?まさに大容量を短時間で
4Gの通信速度は100Mbps程度です。これに対して5Gの通信速度は100倍の10Gbps程度までに引き上げる予定です。また無線区間の遅延についても4Gでは10ms(0.01秒)程度であることに対して、5Gでは1ms(0.001秒)と10分の1まで短縮される予定です。
これにより、5Gでは大容量のデータをさらに短時間で通信できるようになります。
5Gで広がる現実!自動運転や医療そしてドローンもIoTで進化!?
5Gが適応されると、実際にはどのようなことが実現できるのでしょうか。
「5G対応基地局がつくる、新たな時代とは」にあるような、IoT時代へ進化することで起こる具体的な3つの事例を紹介します。
1.車の運転は必要なくなる⁉︎自動運転の実用化
自動車の分野では、自動運転が実用化されはじめるといわれています。
信号機、周囲の自動車、さらには歩行者にいたるまでのさまざまな情報を取得し、ほとんど手放しの安全な走行が実現可能です。
また、さまざまなセンサーをとおして情報を共有できるようになるため、事故などのトラブルを未然に防ぐことも可能になります。
2.名医の手術をどこにいても受けられる!?ロボットでの遠隔手術を期待
医療分野でも5Gの適応を目指しています。
5Gの世界になると、離島や遠く離れた場所でも、手術ロボットをとおしてリアルタイムで名医の執刀を受けるということも期待できます。
また、手術ロボットが検出した触覚などによって高度な手術の実現可能性もあります。
3.ドローンが空を自由に飛び回る⁉︎
ドローンのコントロールできる範囲も5Gの大容量、低遅延という特徴により、さらに広がります。
また、通信システムを介して操縦が可能となります。そのため、人が直接現場まで行く必要性はなくなり、低コストで運用できます。
このように、5Gの実現によってリアルタイムでデータをやりとりできようになるので、より安全に、精度の高い操作が可能です。また宅配や道路の保守、橋梁などへの適応も期待されています。
さいごに!日本も2020年の運用に期待大
このように5Gの世界が実現すると、われわれの生活がさらに豊かとなります。日本では2020年中の運用を目指し、さまざまな検討が進められています。
東京オリンピック2020の開催は翌年へ延期となりましたが、それまでに日本はさらなる発展を遂げているでしょう。引き続き、S-Collection株式会社では5Gに関する最新情報を発信しつづけます。
※2020年08月25日、内容を更新いたしました
あなたはいくつ知っている?Googleの隠しコマンド3選
Googleの遊び心!あなたはいくつ知っている?
皆さんは、どの検索サイトをよく利用されますか。
Googleの検索サイトをつかう方は多いのではないでしょうか。
例えば「キャベツ レシピ」と入力すると、キャベツの調理法などに関するいろいろなレシピが出てきます。
Googleは、いまや知らない人はいない検索エンジンとなっています。
そんなGoogleですが、実はユーモアに溢れた隠しコマンドがあることはご存知でしたか。
今回は、そんなGoogleの隠されたコマンドについて紹介します。
1.知ったら教えたくなる!Googleの隠しコマンド3選
1.画面が一回転!?
まず試していただきたいコマンドが「一回転」です。
Googleの検索で「一回転」と入力し、検索してみてください。
すると、検索結果の画面が文字どおりに、ぐるりと一回転してしまうのです。
2.あれ?画面が斜めに!
次は、Google検索で「斜め」を検索してください。
検索結果が表示されましたか。いつもと同じような画面に見えますが、よく見てみてください。
すると、画面表示がまさかの「斜め」になってしまうのです。
3.検索画面でシューティングゲーム!?
最後はGoogle検索で「Zerg Rush」を検索してみてください。
すると、画面の上下、左右から赤や黄色の○が現れます。
この○にカーソルを合わせてクリックするとゲージの色が緑→黄→赤と変化し、赤になったところでさらにクリックすると、○が消えます。
このようにGoogleの検索画面には、ついつい人に教えたくなるような、さまざまな遊び心が隠されています。
これ以外にも、まだ知られていない隠しコマンドがあるかもしれません。
一度、思いついたコマンドを入力してみてもおもしろそうですね。
新しいiPad登場!?買うならどっち?
新iPad登場!あなたが選ぶならWi-Fiモデル?それともWi-Fi+Cellularモデル??
3月18日に急遽、iPadの新モデルが発表されました。
とくに「iPad mini」は3年半ぶりの発売となり、注目を集めています。
このiPad、iPad miniには64GB、256GBがあります。
さらにWi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル(以下、Cellularモデル)があります。
ところで、この二つのモデルにどういった違いがあるのかを説明できる方は、多くないのではないでしょうか。
今回は、この二つの新モデルの違いを紹介します。
1.モデルは用途によって変更すべし!?
「Wi-Fiモデル」と「Cellularモデル」の違いを一言で表すならば、「Cellularモデルのみ、通信会社のSIMカードを入れることでLTE回線を使ってインターネットができる」ことです。
通信容量に関してはWi-Fiによって決まるので、両モデルに大きな違いはありません。
Cellularモデルのほうが格安SIMなどにも対応できるため、通信容量の自由度は高くなります。
さらにくわしく説明すると、二つの違いは下記のようになります。
・Wi-Fiモデルが通信できる条件はWi-Fi環境下のみ
・Cellularモデルは外でも4G LTE回線を使ってインターネットができる
・CellularモデルはGPSを内蔵しているので地図情報が正確に読める
・CellularモデルはApple SIM・eSIMに対応
・Cellularモデルはテザリング可能
以上のことから、外出先でiPadを使用することが多い人は、Cellularモデルがオススメです。
モバイルデータの回線を使用してテザリング接続できるため、とても便利です。
また、海外へ行くことの多い方にもCellularモデルがオススメです。
通常、海外で携帯端末を使用しようとすると、SIMカードを現地で調達する必要があります。
しかし、Apple SIMやeSIMを内蔵しているiPadのCellularモデルがあれば、各国の通信網の利用を設定画面から簡単に申し込むことが可能です。
このように、二つモデルにはそれぞれの特徴があります。
通常のWi-Fiモデルは購入額が安いという特徴があり、Cellularモデルは出来ることの幅が広がる代わりに値段が高価になります。
自分の生活スタイルにあったモデルを購入することで、素敵なiPadライフを楽しみましょう。
これからの日本の農業ビジネスを支えるIoT技術とのコラボ
スマート農業とは先端技術と従来の農業技術の融合!
農林水産省は以前、農業従事者の高齢化(平均年齢66.4歳、65歳以上が全体の63.5%を占める)を課題としていました。
その解決策として掲げられた技術が、最近、話題となっている「スマート農業」です。
スマート農業とは、先端技術(IoT、ロボティクス、ビッグデータ)と農業技術(匠の技、農機の操縦、栽培技術)を合わせた超省力かつ高品質生産を実現する、新たな農業のことをいいます。
今回は、そのスマート農業とIoTの関係について紹介します。
1.次世代の農業が目指す5つの方向性!
農林水産省はスマート農業が目指す5つの柱(目標)は下記のとおりです。
1.超省力と大規模生産を実現
GPS自動走行システムなどの導入による農業機械の夜間走行、複数走行、さらに自動走行などで、作業能力の限界を打破します。
2.作物の能力を最大限に発揮
センシング技術や過去のデータに基づくきめ細やかな栽培により(精密農業)、 作物のポテンシャルを最大限に引き出すことで、多収や高品質を実現します。
3.きつい作業、危険な作業から解放
収穫物の積み下ろしなどの重労働をアシストスーツで軽労化します。
さらに、除草ロボットなどによって作業の自動化を図ります。
4.誰もが取り組みやすい農業を実現
農業機械のアシスト装置により経験の浅いオペレーターでも高精度の作業が可能となるほか、ノウハウをデータ化することで若者などが農業に続々とトライする環境を構築します。
5.消費者や実需者に安心と信頼を提供
クラウドシステムにより、生産の詳しい情報を消費者や実需者へダイレクトにつなげることで、安心と信頼を届けます。
この次世代の農業が目指す5つの目標を達成することにより、より豊かな社会の実現へと向かっていきます。
2.スマート農業とドローンの活用
現在、ドローンを活用したセンシング技術や搬送機能は、ビジネスの場で広く注目を浴びています。
ドローンから得られたデータはIoTによって広く活用されるなか、農業においても同様に注目を浴びる技術のひとつとなっており、すでに商品化もされています。
ここでは、農業におけるドローンの活用事例を2つ紹介します。
1.センシング技術を搭載したドローンによるモニタリング
ドローンに搭載したNDVIカメラからのセンシングにより、「ほ場のバラつき」をマップ化や温度感知センサーを用いて、作物の温度ストレスの把握が可能になります。
2.農薬散布や種子散布
ドローンを用いての農薬散布や種子散布を実施することにより、農業従業者の負担軽減や作業時間の短縮、生産性の向上が可能になります。
また、日本は海外と異なり、中小規模の農地が多いため、飛行機による散布は向かない傾向があります。
今回は、いま話題となっているスマート農業とIoTの関係について、紹介しました。
S-Collection株式会社は、世の中の新しい技術や運用方法を収集し、より企業活動が促進する情報を発信していきます。
LINE Outを業務で活用するときの重要な2つのポイント!
通話機能とはここが違う!LINE Outの通信方法と特徴!
近年、コミュニケーションアプリとして代表的なサービスにLINEがあります。
日本でのユーザー数は2020年9月時点で8,400万人と言われており、手軽に連絡を取れるチャットツールとして広く普及しています。
またチャットのみならず、IP電話サービス(LINE Out、LINEユーザー間の無料通話)も提供していて10~30代を中心に端末の電話番号を使用した通話ではなく、LINEでの無料通話が主流となっています。
今回は、「端末の電話番号を使用した通話」と「LINE Out」の違いについて、業務における利便性の観点から紹介します。
通話が「聞こえない」「途切れる」原因は電波や通信環境!インターネットを経由している LINE Out
同じように通話する場合でも、LINE Outと端末の通話機能では、相手の端末へ着信するまでの経路に大きな違いがあります。
電話番号を使用した通話 |
LINE Out |
①自身の端末から発信 ➁携帯会社の通信網を経由 ③相手の端末へ着信 |
①自身の端末から発信 ➁携帯会社の通信網を経由 ③インターネットを経由 ④LINE社のシステムへアクセス ⑤インターネットを経由 ⑥携帯会社の通信網を経由 ⑦相手の端末へ着信 |
上記の通信方法の違いにより、通話品質に大きな差が発生します。電話番号を使用した通話は、携帯会社の帯域保障をしている通信網のみを経由しているため高品質で安定しています。一方、LINE Outはインターネットを経由しているため、ご自身が今いる場所の電波強度、通信環境に大きく左右されることになります。
LINE Outは仕事でも使える? 無料で電話会議をする利便性と課題
LINE Outを業務で活用するうえで利便性と課題を紹介します。
まず利便性において、社内間のコミュニケーションツールとして、LINE Outは非常に便利です。通信容量(1分0.3MB)は消費しますが、通話料はかかりません。
グループ間での複数人同時通話も可能なため、電話会議が気軽にできます。
またグループ間でのチャット機能で参考資料なども共有することができます。
コミュニケーションツールとしてLINEは非常に便利ですが、仕事で使用する際の課題は双方がLINEのアカウント登録している必要があることです。
最近では、ビジネス用のLINEである、「LINE WORKS」というサービスもありますが、法人によっては、職場内で個人または会社貸与のスマートフォンでのアプリの利用を制限している会社も多くあります。
双方でスマートフォンのLINEのアカウント登録ができる法人同士では通話料が無料になるため有効ですが、現段階では利用できる法人はまだ多くないようです。
まとめ
今回は、プライベートでよく使われているLINE Outについて紹介しました。
仕事でうまく活用できれば、職場内や取引先とのコミュニケーションがスムーズになり、コスト削減にもつながります。
情報化社会において情報共有のスピードがさらに求められているため、仕事でもLINE Outや電話会議機能をつかわれる機会が少しずつ増えることが予想されます。
これからの世の中の動きに合わせ、S-Collection株式会社は最新情報を随時発信していきます。
※2020年10月27日、内容を更新いたしました。