S-Collection株式会社 通信事業について

S-Collection株式会社のMVNO事業

より強固なセキュリティ対策を!VPNアプリ、つかっていますか?

VPNアプリの用途

近年急激に増加!?Wi-Fiスポットについてにて紹介したように、無料Wi-Fiスポットの整備が進んでいますが、そこで重要となるのがセキュリティ対策です。
安全に無料Wi-Fiスポットを活用するために、セキュリティを高めるという用途でVPNアプリが活躍しています。(VPNについてはこちらをご参照ください。いったいなに?安全なデータ通信を実現するVPNとは
また、政府によるアクセス制限が厳しい中国では、それをうかいして海外のインターネットサービスを活用する目的でもVPNアプリは活躍しています。
今回は、VPNアプリの種類とそれぞれの特徴についてお伝えします。

VPNアプリの種類

VPNアプリは利用料金の有無、通信容量制限の有無で大きく3つに分類ができます。

1.無料で通信容量に制限がないVPNアプリ

VPN Master
やや広告が多めですが、接続先を選んで接続ボタンを押すだけのシンプルな操作でつかえます。通信容量に制限がないことも魅力です。

VPNネコ
接続先を選んで接続ボタンを押すだけの簡単操作で、かつ利用登録の必要もなく通信容量無制限で手軽につかえるのも魅力です。日本語でもつかうことができます。現在はiPhoneのみで、Androidでのサービス提供の予定はありません。

・Betternet
接続ボタンを押すだけのシンプルな操作で通信容量が無制限で利用できます。接続先を選択できないので、タイミングによって通信速度にばらつきがあります。

2.無料で通信容量に制限があるVPNアプリ

・Surf Easy VPN
日本語でつかえて、接続先を選択するのみの簡単操作です。毎月500MBと通信容量に制限がありますが、友人を紹介すると容量の上限が増える仕組みです。

・VPN123
接続先を選んで接続ボタンを押すだけの簡単操作で、なおかつ通信速度が非常に速いことが特長です。無料版では日本のサーバーにしか接続できないことと、通信容量に500MBの制限がある点を許容できるのであればおすすめです。

3.有料VPNアプリ

・インターネットセキュリティサービスを提供している会社のなかには、VPNを提供している会社もあります。(Symantec Corporation、Kaspersky Labなど)
これらの会社の製品は値段は高めですが、通信速度が速く快適に利用できます。基本的に通信容量に制限はありません。

ノートンWiFiプライバシー
Symantec Corporationの提供するアプリで、値段は高めですが、日本語に対応し、通信速度もVPN無しの場合と遜色ないレベルに保たれています。

・Express VPN
通信速度が非常に速く、操作が簡単です。値段が高めなことと日本語に対応していない点がデメリットですが、操作が簡単なため、VPNの使用頻度が高い方にはおすすめです。

・Hide My Ass! Pro
チェコの無料セキュリティソフト大手のAvast Software社が提供するVPNです。最大のメリットは接続地点の多さです。他社製品は15カ国前後が多いですが、190カ国の接続地点を利用できるので、アクセス制限が厳しい国にいるときに真価を発揮します。

・セカイVPN
日本の会社が提供するVPNのため、完全日本語対応です。通信速度にやや難がありますが、OpenVPNやIKEv2といったプロトコルにも対応しているため、信頼性の高い通信が可能です。ただ、その高い信頼性を実現するために、メールソフトは利用不可(大量の迷惑メール送信を防止するため)という条項があります。そのため、利用シーンをよく考えてつかう必要があります。

このようにさまざまなVPNアプリがありますが、利用目的や利用する場所などを考えて最適なソフトを選ぶことが重要です。安全かつ快適なインターネットライフを満喫しましょう。

もう後進国とはいわせない!国内のフリーWi-Fi整備事情

日本全国で利用可能?!NTTグループが提供する街Wi-Fi、ご当地フリーWi-Fiとは?

長らく日本は、訪日外国人観光客からフリーWi-Fiに対しての不満が多くありましたが、近年ようやくフリーWi-Fi環境の整備が進んでいます。
観光庁が2017年2月2日に発表した「無料公衆無線LAN環境」の調査結果では、60.5%の訪日外国人観光客が「前回の訪問時とくらべてフリーWi-Fi環境が改善されている」と回答しています。
主に訪日外国人観光客の増加を目的にフリーWi-Fiが整備されていますが、接続端末をお持ちの方ならどなたでも利用できます。
今回は東日本、西日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本、西日本)が提供する、「街Wi-Fi」、「ご当地フリーWi-Fi」について紹介します。

Wi-Fi、ご当地フリーWi-Fiってなにが便利なの?

「街Wi-Fi」、「ご当地フリーWi-Fi」は、NTT東日本、西日本が自治体と連携しているWi-Fi接続サービスです。
全国の公共施設、観光地などのアクセスポイントに簡単に接続でき、観光おすすめスポット情報を見ることもできます。
2018年5月現在、北海道から九州・沖縄まで、全国の主要な都市をカバーしています。
専用のアプリをつかうことで、エリアをまたがってもワンタップで街Wi-Fi、ご当地フリーWi-Fiを利用できます。(「意外と知らない!?非常に便利なWi-Fi用アプリ!①」で詳しく紹介しています。)

ご当地キャラとフリーWi-Fiのコラボ!

Wi-Fi、ご当地フリーWi-Fiは、ゆるキャラとの相性も抜群です。
フリーWi-Fiのロゴにゆるキャラを入れることで、自治体が提供していることがわかりやすく、目を引きやすいというメリットがあります。
また、ロゴに各地の名産や名所を取り込むことにより、訪日外国人観光客へのPRにもつながります。

これを機会に旅行に行く際は、ぜひ街Wi-Fi、ご当地フリーWi-Fiをつかってみてはいかがでしょうか。

意外と知らない!?非常に便利なWi-Fi用アプリ!②

「Japan Connected-free Wi-Fi」にはほかにもメリットが!

前回「意外と知らない!?非常に便利なWi-Fi用アプリ!①」にて「Japan Connected-free Wi-Fi」の利用者にとってのメリットについてお伝えしました。
今回は「Japan Connected-free Wi-Fi」を利用することで、事業者にとってどのようなメリットがあるかお伝えします。


事業者にもメリットあり!

「Japan Connected-free Wi-Fi」は利用者だけでなく、事業者にもメリットがあります。
「Japan Connected-free Wi-Fi」利用者は現在地周辺の利用可能場所を検索できるので、Wi-Fiスポット設置済みの店舗なら集客アップ、自治体であれば観光客の増加につながります。


インバウンドにもつながる!

2020年の東京オリンピックパラリンピックに向けて、今後ますます訪日外国人観光客が増えます。
そのため、このアプリは以下の16言語に対応しております。

英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、タイ語、マレー語、インドネシア語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語ベトナム語タガログ語、日本語

以前、「なぜ今、インバウンドが注目されているのか?」でインバウンドのメリットを紹介しましたが、インバウンドによってもたらされる外国からの需要を期待し、提携事業者として「Japan Connected-free Wi-Fi」を捉えている自治体や企業も少なくありません。

S-Collection株式会社は、今後のインバウンドの動向にも注目しながら、今よりさらにお客さまに喜ばれるサービスをいち早く提供する企業に成長しつづけていきます。

意外と知らない!?非常に便利なWi-Fi用アプリ!①

無料でつかえる!?便利なWi-Fi用アプリとは?

2020年の東京オリンピックパラリンピックに向けて、近年全国で無料Wi-Fiスポットが増えつづけています。
無料Wi-FiスポットはWi-Fi提供事業者ごとにメールアドレスやSNSの登録が必要な場合が多いので、敬遠されている方も多いのではないでしょうか。
今回はそれを解決できる無料アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」についてご紹介します。

 

「Japan Connected-free Wi-Fi」とは?

「Japan Connected-free Wi-Fi」とは、NTTブロードバンドプラットフォーム株式会社が訪日旅行客の無料Wi-Fiの利用促進および利便性向上を目的として提供しているアプリです。
無料Wi-Fi スポットを導入している事業者の協力により、2013年11月にサービスを開始し、現在では17万か所以上のエリアで無料でWi-Fiが利用可能です。

 

たった一度の利用登録でWi-Fiスポット接続時の手間を解消!

「Japan Connected-free Wi-Fi」アプリに一度利用登録することで、これまで事業者ごとに必要だった利用登録の手間を解消できます。
フリーWi-Fiを探し、エリアに着いたらアプリを起動して、「Connect」ボタンをワンタップするだけでWi-Fiに接続可能です。

 

17万か所以上のWi-Fiスポット!

無料Wi-Fiスポットを提供しているさまざまな自治体、企業などと提携しており、現在17万か所以上のWi-Fiスポットが利用可能です。
具体的には、JRやANAセブンイレブン、日産、各都道府県の地方自治体などがあります。


次回は提携している事業者にとってのメリットについてご紹介します。

インターネット普及の根源!光回線を徹底解剖!②

伸びつづけた光回線はすでに飽和市場?!

前回「インターネット普及の根源!光回線を徹底解剖!①」でお伝えした光回線について、今回はそのメリットとデメリット、そして今後の展望についてお伝えします。

 

1.各光回線のメリットとデメリット

光回線が普及し、高速通信および安定した通信が可能となり、快適にインターネットを利用することができます。
多くのキャリアやその代理店がさまざまな光回線を提供していますので、各回線のメリットとデメリットを以下のとおりまとめました。

 

 

メリット

デメリット

フレッツ光

・対応エリアが広い

・オプションサービスが充実している

・保守サービスが充実している

・プロバイダ契約が別途必要

・キャッシュバック、割引、キャンペーンなどの特典が少ない

コラボ光

フレッツ光からの転用なら工事が不要

フレッツ光より安く利用できる場合がある

・プロバイダがセットの場合は別途契約は不要

・一度乗り換えると、フレッツ光に戻せない

・コラボ事業者ごとに保守サービスの質にバラつきがある

auひかり

・速度が速い

・利用料金が安い

・割引やキャンペーンなどの特典が多い

・対応エリアが狭い

NURO光

・圧倒的な速度と安さ

・対応エリアが狭い

各電力会社光

・長期契約で割引やキャンペーンが利用可能

・対応エリアが限定される



2.飽和市場になりつつある光回線!今後の展望は?

毎年光回線の契約数は伸び続け、2017年3月時点では、2,933万件に到達しました。しかし、NTT東西をはじめ2017年度からの伸びは鈍化しています。すでに飽和市場となりつつある光回線は、今後どのように発展していくのでしょうか。

今まで一般消費者向けにビジネス展開してきたNTT東日本も、約2年ほど前から法人市場向けにシフトしています。保守やセキュリティーといった付加価値サービスが利用者に喜ばれています。
今後はインターネットを利用するだけでなく、光回線を利用した付加価値サービスの提供がより顕著になると予想されます。

企業がさまざまな需要に対応し、近年5Gなどの無線通信に注目するなか、光回線が普及してきた背景には、技術の発展とともにその時代の利用者のニーズがあります。
S-Collection株式会社では、お客さまのご要望に真摯にお応えすることで、今後さらに価値あるサービスを展開していきます。

インターネット普及の根源!光回線を徹底解剖!①

光回線とは

光回線とは、光ファイバーケーブルを利用したインターネット回線です。
今日では光回線でインターネットを利用することが一般的ですが、光回線が普及する以前からインターネットは利用されてきました。今回はインターネットの歴史を振り返りつつ、どのように光回線が普及していったのか説明します。


1.インターネットの歴史と光回線

インターネットで使用される回線には光回線、電話回線(ISDNADSL)、携帯電話回線があります。
もともと日本におけるインターネットは1984年、有名大学間でつくられた研究用ネットワークがはじまりです。1988年には民間企業も参加しましたが、当時は政府機関が運営しており、ネットワークは商業的な利用が禁止されていました。その後1993年から商用サービスが開始され、インターネット利用者は急激に増加しています。

プロバイダーが誕生し、インターネットの一般利用が普及しはじめたころは、ユーザーはアナログ回線やISDN回線(デジタル回線)でサービスを利用していました。当時はダイヤルアップ接続というプロバイダーが用意したアクセスポイントへ自動的に電話をかけてインターネットへ接続していたので、接続した時間に比例して料金が発生しました。
技術の発展とともに通信は、ADSL回線(アナログ回線を利用したデジタル通信)、光回線と、進化してきました。ADSL回線以降からインターネットへの定額接続が一般的となりました。

光回線が家庭用に普及しはじめたのは2001年ころです。当時の通信速度はADSL回線と同じくらいの10Mbpsでした。技術の進歩により今では2Gbps(2000Mbps)と最大速度が大幅に伸びています。光回線はスピードアップした通信速度、および安定した通信を実現し、現在インターネット接続の主流となっています。
※家庭用の光回線はベストエフォート型が主流のため、最大速度を保証しているものではありません。

 

2.光回線の種類

光回線サービスには、NTT回線を利用している回線と、NTT以外の回線があります。

 

1.NTTの光回線

フレッツ光
https://flets.com/
https://flets-w.com/
NTT東日本NTT西日本が提供している光回線です。対応エリアが広く、サポートも手厚いのが特徴です。

・光コラボレーション
https://flets.com/app4/input/index/
NTTのフレッツ光サービスをほかの事業者が買い取り、独自のサービスを追加したものです。回線網自体はNTTの回線を使用するため、フレッツ光からの転用なら工事が不要です。

 

2.NTT以外の光回線

auひかり
https://www.au.com/internet/auhikari/
KDDI株式会社が提供している光回線です。au独自の光ファイバーを利用しており、回線速度が速いのが特徴です。

・NURO光
https://www.nuro.jp/
So-netソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が運営する事業名称)が提供している光回線です。速度は世界最速クラスですが、現在利用できるエリアは関東のみです。

・各電力会社光
各地方の電力会社が提供する光回線です。地域のお客さまの声に寄り添ったサービスを提供しています。

歴史あるインターネット回線は、近年飽和市場との声も耳にします。
次回は、光回線の今後の展望について紹介します。

コミュニケーションツールの革命!固定電話の歴史について

誕生から約140年!電話はここまで進化した!

手紙や狼煙など、人類はさまざまな通信手段を発達させてきました。今回は、固定電話の歴史について紹介いたします。
世界初の実用電話は、グラハム・ベルによって1875年に発明されました。1877年には日本にも輸入され、電話機の国産化に着手しました。
1890年に東京と横浜間で実際に電話交換サービスが開始しました。当時は交換手によって回線交換が行われていましたが、1926年になってようやく自動交換方式(ダイアル式)が登場しました。

1952年に日本電信電話公社日本電信電話株式会社 (NTT)、およびNTTグループの前身)が設立されました。その後1985年の法改正にともない、同公社の民営化と電気通信事業への新規参入が認められました。1987年に第二電電KDDI株式会社の前身のひとつ)、日本テレコム(現ソフトバンク株式会社)、日本高速通信KDDI株式会社の前身のひとつ)の3社が長距離電話サービスに参入しました。

 

より早く、遠くまで、安定した通信を!電話回線の種類について

電話回線の種類は、アナログ回線、ISDN回線、光回線の3つにわけられます。

 

1.アナログ回線

アナログ回線は、電話局からユーザーのもとへ音声データがそのまま銅線(メタル回線、メタリックケーブルとも)の中を伝わっていきます。「糸電話」と同じイメージです。遠距離になるほどデータ転送の減衰が大きくなり、速度も落ちてしまいます。
このアナログ回線をそのままインターネットなどのデータ通信に利用する仕組みがADSLで、音声通話と同時にデータ通信が可能であることから、広く普及しました。

 

2.ISDN回線

回線そのものは、アナログ回線とまったく同じもの(銅線)を使用しています。デジタル電話では、音声データをデジタル化して通信します。品質の高い通話が可能な反面、インターネット通信(ダイヤルアップ接続)をする場合には速度が出ない(64kbps)という欠点があります。

 

3.光回線

インターネットにも使用される光回線を利用したIP電話サービスです。 アナログ回線よりも低価格、高品質を実現しています。
ひかり電話は、インターネットと同時に申し込む必要がある、接続できない特殊番号がある(ひかり電話(電話サービス) ご利用時の留意事項)、停電時に使用できない、といったデメリットがあります。

光回線については、次回の記事でより詳しく紹介いたします。