S-Collection株式会社 通信事業について

S-Collection株式会社のMVNO事業

情報流出から守る!SSL/TSL

無料Wi-Fi経由の情報流出!身を守る対策とは?

前回「知らなかったでは済まされない!無料Wi-Fiの情報流出の危険性」で、無料Wi-Fiの影にひそむ危険性を紹介しました。
今回は、無料Wi-Fiを安全につかうために知っておくべき対策について紹介します。

対策を知っていれば、リスクは回避できる!

無料Wi-Fiスポットをつかう際に気をつけることは、以下の4点があります。
1.Wi-Fi接続前に安全性を確認する
2.SSL/TLSで保護されたサイトを利用する
3.VPNを利用する
4.セキュリティソフトを導入する
今回は、そのうち「2.SSL/TLSで保護されたサイト」について説明します。

SSL/TLSとは?

SSL/TLSとは、インターネット上の通信内容の暗号化および、なりすましを防止する技術です。ユーザーが安心してサイトを閲覧したり、ネットショッピングなどができるようにするために、サイト運営者が設定します。
SSL/TLSが実装されているサイトかどうかは、URL冒頭の「https://」の有無により確認できます。
また、ユーザーの安全性を保護するため、Googleは2014年からSSL/TLS実装の有無を検索結果の基準(SEO)のひとつに定めました。

自分の情報は自分で守る!情報流出から守る方法

SSL/TLSは、初期状態は無効になっていても、手動で有効にできるサイトもあります。たとえば、Gmailは「https」をつかったログインができます。自動的に「https」でログインしたい場合は、「設定」、「全般」の「接続方法」をクリックし、「常にhttpsを使用する」にチェックをつけることで対応できます。
また、Outlookなどを利用してメールにアクセスする場合は、アカウントがSSL暗号化されているか、設定で確認することができます。特に仕事上必要なメールを閲覧する際には慎重になる必要があります。
情報の取り扱いに万全を期すためには、緊急性がない限り無料Wi-Fiスポットで重要な情報を閲覧すること自体を控えることも手段のひとつと考えられます。

今回は、無料Wi-Fiスポットをつかうにあたって気をつけるべきこととして、SSL/TLSに特化して説明しました。S-Collection株式会社は、個人情報の管理を徹底し、お客さまに安心して取引いただけるように、あらゆる場面に備えて対策しております。

知らなかったでは済まされない!無料Wi-Fiの情報流出の危険性

知らない間に無料Wi-Fiから情報流出!?

無料Wi-Fiスポットがつかえるか否かでお店選びをすることは少なくないのではないでしょうか。手軽につかえる無料Wi-Fiですが、危険性をしっかり理解していないと、思わぬセキュリティ関連の被害に遭うかもしれません。
今回は、無料Wi-Fiにどのような危険性があるのかを紹介します。

無料Wi-Fiに潜む2つの危険性

無料Wi-Fiを使用するうえで、注意したい危険性は以下の2つです。
1.通信内容が盗み見されてしまう危険性
2.不正アクセスマルウェアへ感染する危険性
無線LANの普及当初、「WEP」という暗号化規格がつかわれていました。しかし、脆弱性が発見されたため、「WPA」という新たな暗号化規格が現れました。
その後、WPAについても時間をかければ暗号を解読されてしまうことがわかり、より安全強度を高めた「WPA2」がつかわれるようになりました。

どの暗号化規格を利用しているかについては、Wi-Fiに接続するときに、「セキュリティ」の表示から、「(暗号化)なし」、「WEP」、「WPA」、「WPA2」を確認できます。

無料Wi-Fiスポットの暗号化規格が「(暗号化)なし」、「WEP」の場合、特に注意が必要で、SSL通信されていない情報内容は特定のツールにより筒抜けとなってしまいます。

たとえば、SSL通信されていないメール、クレジットカード情報、SNSのアカウント情報、アプリ通信などが傍受され、情報が盗まれてしまう危険性があります。

もっとも恐ろしいのは、マルウェアに感染させられてしまい、端末を遠隔操作されることです。端末の情報にアクセスされたり、内蔵カメラがのっとられて、周囲の状況を監視されてしまう恐れもあります。

今回は、無料Wi-Fi利用時の危険性について説明しました。無料Wi-Fiを安全に利用するために次回は「情報流出から守る!SSL/TSL」で、危険性の回避策について詳しく説明します。

通信技術の革命!モバイル決済の変化③

オンラインアカウントと紐づけた決済手段

前回まで「通信技術の革命!モバイル決済の変化①」でモバイル決済について、「通信技術の革命!モバイル決済の変化②」でモバイルウォレットについて紹介しました。今回は、インターネットサービスのオンラインアカウントと決済手段を紐づけた決済サービスについて紹介します。
具体的にはLINE Pay、楽天ペイなどが挙げられます。

QRコードで簡単に決済!LINE Payと楽天ペイとは?

LINE Payには、LINE Payカードと呼ばれる物理的なプラスチックカードを利用する方法、オンライン決済でLINE Payを選択する方法、またはQRコードで決済する方法があります。

楽天ペイには、専用アプリを利用して楽天IDでログインすることでアプリ決済する方法またはQRコードで決済する方法があります。
各社ごとに、それぞれ特徴的なサービスが展開されています。たとえば、楽天ペイは決済に楽天ポイントを利用することができます。

QRコード決済は、印刷された店頭のQRコードをユーザーが読み取ります。決済方法には金額固定方式と金額入力方式があります。
金額固定方式は加盟店が金額を設定できるため、マッサージや自動販売機などの支払金額があらかじめ決められている加盟店向けです。
金額入力方式はユーザー自身が直接金額を入力できるため、レストランやクリーニング店などでの会計時に合計金額が決定する加盟店向けです。

QRコード決済は、QRコード表示用のスマートフォンを購入する必要がない点が特徴です。
加盟店は印刷されたQRコードさえあれば、より簡単かつ低コストでキャッシュレス決済を導入することが可能となります。

また、オンラインアカウントにクレジットカードや銀行口座を登録することで、個人間送金や店舗決済が可能になります。一種のオンライン口座で、チャージした金額を送金や決済に利用することができます。

S-Collection株式会社は、このようなモバイル決済を含めた通信技術の動向も情報収集しながら、今後もお客さまにより喜ばれるために努力してまいります。

通信技術の革命!モバイル決済の変化②

複数のクレジットカードを利用できる、モバイルウォレット

前回「通信技術の革命!モバイル決済の変化①」では、国内で主流となっているモバイル決済について紹介しました。今回はモバイルウォレットについて紹介します。端末を財布(ウォレット)と見立てて、端末内に複数のカード、身分証情報などを保存し、必要に応じて利用する仕組みをモバイルウォレットといいます。
モバイルウォレットを利用することにより、これまで財布、定期券入れなどにバラバラに入っていたクレジットカード、定期などをひとつにまとめることができ、手軽、かつスピーディーに決済ができるようになります。 

1.モバイルウォレットのメリット

モバイルウォレットのメリットは一元管理がしやすいことです。
また、従来の物理的なカードではできなかった、端末上でのショッピング、インターネットバンキングなどを利用できるようになりました。

2.安全性を高めるためには!?

モバイルウォレットの安全性を高めるにはどうすればよいのでしょうか。
端末上で安全性を高めるために、トークン化が必要となります。
トークン化はカード情報を別形態で端末内に保管することです。また、トークンそのものを無効化することができるため、盗難された時も被害を最小限に抑えられるため、安全性が高まります。
具体的には、Apple Pay、Android Payなどが挙げられます。クレジットカードやデビットカード情報をサービスに入力することでトークンが発行されます。そしてアプリ、Webブラウザ上でネット決済、FeliCa技術をつかった店頭決済で利用されます。

次回は「通信技術の革命!モバイル決済の変化③」にて、オンラインアカウントと紐づけた決済手段について紹介します。

通信技術の革命!モバイル決済の変化①

もはや常識!?国内主流モバイル決済

2004年からおサイフケータイが開始されて以降、端末で決済するという行為が一般的になってきました。
しかしながら、まだまだ知られていない部分も多々あります。そこで、今回は日本国内で主流なモバイル決済について紹介します。

国内の主流!FeliCaベースのサービス

日本国内で主流なモバイル決済のサービスは、FeliCaソニー株式会社が開発した非接触型ICカードの技術方式)ベースの技術を用いたものです。次の2つのパターンに分類できます。

1.電子マネー

電子マネーには残高という概念があり、残高以上の決済はできません。もし残高が減った場合はチャージして残高を増やす必要があります。
残高が一定額を下回った場合に、自動的にチャージを行うオートチャージ機能もあり、残高不足を防ぐことができます。
具体的には、楽天EdynanacoWAON、または交通系ICカードなどが挙げられます。

2.クレジットカード型

クレジットカード型には残高という概念がないので、1回あたりの決済限度額以内であり、かつ信用枠を超えない範囲であればチャージを行うことなく利用できます。
最近では、クレジットカード決済の仕組みを用いてプリペイドカードや、デビットカードのサービスも提供されてきています。
具体的には、iD、QUICPayなどが挙げられます。

次回は「通信技術の革命!モバイル決済の変化②」にて、複数のクレジットカードを利用できるモバイルウォレットについて紹介します。

快適な通信環境を実現!安定した無線LAN(Wi-Fi)のポイント②

すぐに実践可能!通信速度改善策

前回「快適な通信環境を実現!安定した無線LAN(Wi-Fi)のポイント①」で、無線LANWi-Fi)を安定させるポイントを紹介しました。
今回は実際に通信速度が不安定になったり遅くなった場合に、すぐに実践できる対応策を紹介します。

 

1.場所と用途でうまくつかい分ける!

無線LANWi-Fi)の親機とパソコンやスマートフォンなどの子機の周波数帯を5GHz帯と2.4GHz帯でつかい分けることが可能な場合を想定します。
快適な通信環境を実現!安定した無線LANWi-Fi)のポイント①」で説明したとおり2.4GHz帯は障害物に強いので、壁などの遮蔽物があるときや、無線LANWi-Fi)の親機との距離が遠いときに快適な通信速度を実現することが可能です。
また、5GHz帯は無線LANWi-Fi)までの距離が近いとき、速度重視のとき、またはマンションなどの部屋ごとでの電波が干渉しやすい場所で利用することをオススメします。

 

無線LANWi-Fiルーターをリセットする!

通信が著しく不安定になる場合や、通信速度が著しく低下したときはルーターをリセットすることが効果な場合があります。
具体的には、ACアダプターを10秒間抜いて差し込む方法と、リセットボタンをつまようじなどの細い棒で数秒押す方法があります。
ルーターをリセットすることで、プロバイダーへの接続設定が初期化される場合があるため、注意が必要です。
特に2.4GHz帯を使用してる場合、無線LANWi-Fiルーターを電子レンジやBluetoothなどの電波を発信するものから遠ざけることで、電波の干渉を防ぎ通信が安定します。

 

パソコンの場合、有線LANを使用する!

インターネットに接続する際に、無線LANでつなぐ方法が最も簡単ですが、有線LANの通信速度と安定性を現状超えてはいません。
有線LANを使用するのも安定で快適な通信環境を実現する解決のひとつです。さらに有線LANのなかでも通信速度が安定しやすいものと安定しにくいものがあります。
SPEEDTEST(通信速度をテストするサイト)などで比較するのもよいでしょう。

 

2.同時接続する場合、アクセスポイントを分ける!

パソコンやスマートフォンを同時に同一のアクセスポイント(周波数帯)に接続する場合、通信の交通渋滞が起きてしまいます。すると、通信速度が遅くなる、通信が途切れる、そして通信が不安定になる可能性があります。
この場合は、周波数帯を2.4GHz帯と5GHz帯でつかい分けるのが効果的です。
遅い子機には遅いアクセスポイントである2.4GHz帯に、速い子機には速いアクセスポイントである5GHz帯にそれぞれ接続します。
主に新旧のパソコンが混在する職場のインターネット環境で効果的です。

S-Collection株式会社は、このような通信規格の情報をお客さまに届け続けるとともに、自社のMVNO事業の通信サービス向上にも尽力していきます。

快適な通信環境を実現!安定した無線LAN(Wi-Fi)のポイント①

無線LANWi-Fi)を安定させるコツ

以前、「遅いWi-Fiと速いWi-Fiの違いとは?無線LANの通信速度で最速を選ぶコツ」で最速の無線LANWi-Fi)について紹介しました。しかし、いくら最速の無線LANWi-Fi)でも途切れてしまう、遅くなってしまうことがあります。
そこで、今回は無線LANWi-Fi)で通信環境を安定させるための基本的なコツを紹介します。

 

1.高速通信は周波数帯の高さで決まる!

通信環境の安定には、周波数帯が影響しています。
周波数帯の特徴は、周波数帯が高いほど、障害物に弱く高速通信の範囲が狭くなるデメリットがある反面、電波の干渉が少なく通信速度が高速になるメリットがあります。
2.4GHz帯の場合、障害物に強く屋内外ともに利用できる利点がある一方、電子レンジ、無線キーボード、マウス、またはBluetoothなどと電波が干渉する欠点があります。
5GHz帯の場合、障害物に弱い欠点がある一方で、5GHz帯である同じ周波数帯の通信機器が少ないため、電波の干渉が少なく通信速度が高速になる利点があります。
60GHz帯の場合、5GHz帯よりも顕著になります。

 

2.周波数帯を見分ける!「〇〇-a」と「〇〇-g」の違い

無線LANWi-Fi)の周波数帯を見分けるには、ルーターSSIDを確認します。ルーターSSIDは「〇〇-a」、「〇〇-g」の2つのタイプが存在し、「〇〇-a」が5GHz帯で、「〇〇-g」が2.4GHz帯をあらわします。通信環境によって「〇〇-a」と「〇〇-g」を使いわけることで、通信速度が高速になるでしょう。
ルーターによっては「〇〇-5G」「〇〇-2G」と表記される場合もあります。
また、SSIDには「〇〇-aw」、「〇〇-gw」というタイプも存在します。
それらは「〇〇-a」、「〇〇-g」とは通信規格が異なり、最大通信速度がきわめて低いという特徴があります。

わかりやすいように図にまとめました。下記をご参照ください。

 

通信速度(最大)

周波数帯

11a

600Mbps

5GHz帯

11aw

54Mbps

5GHz帯

11g

600Mbps

2.4GHz帯

11gw

54Mbps

2.4GHz帯

 

次回は、「快適な通信環境を実現!安定した無線LANWi-Fi)のポイント②」では、「すぐに実践できる!通信速度改善策」について紹介します。